音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 93 September 2006から

6. 付属資料  フィールド300に書くか、注記に書くか

Q 皆さんが、AACR2とLCRI 1.5E1をどのように解釈されているか興味があります。私はいつも4つのオプションは互いに相容れないものとして読んできました。つまり、付属資料について注記に書くか、さもなければ形態的記述エリアのフィールドに書くかのどちらかであると。お聞きしてみようと思いたったのは、私が作成したレコードがエンハンス(強化)されていて、それが次のように変更されていたからです。
変更前
300 1 score (33 leaves) + 4 parts ; $c 33 cm.
500 Accompanied by demo CD (1 sound disc : digital ; 4 3/4 in.) with performance by The Burdocks.
デモCD(1枚 : ディジタル : 12 cm.) 演奏はザ・ブルドックスによる。
変更後
300 1 score (33 leaves) + 4 parts ; $c 33 cm. + $e 1 sound disc (digital ; 4 3/4 in)
500 Accompanied by demo CD with performance by The Burdocks.

ちょうど録音資料が付属資料としてついている楽譜の目録をとろうとしているので、正しい方法を知りたいと思います。ついでにお尋ねします。付属資料はCD-Rで、ディスク上にタイトル、作曲者、演奏者そして “demo CD”というのが手書きで書いてあります。フィールド300に入れるほうが目立つから望ましいということなら、次のようにする方がよいでしょうか。
300 1 score (33 leaves) + 4 parts ; $c 33 cm. + $e 1 demo CD (sound disc : digital ; 4 3/4 in)
500 Performed by the Burdocks on demo CD
演奏はブルドックス (デモCD)

A 以前、付属資料に関連する質問にお答えした時(MOUG Newsletter no. 91, 2005年12月 p. 12-14参照)、関係する目録規則とLCRIを全て読んだ結論は次のとおりでした。目録規則1.5E1、並びに関連するX.5E、そして対応するX.7B11から判断すると、付属資料については、形態的記述エリアに書くか、または、注記に書くか、どちらかを選択しなければなりません。(付属資料の目録を別個にとることはしないと想定し、またLCRI1.5E1によりマルチレベル記述は除外するとすれば)、両方に書くことはしません。と言うことで、最初に作られたレコードのほうがこれらの規則に則っていて正しく、強化レコードのほうが、厳密に言えば正しくありません。あなたが最後に書かれた例は、注記を付属資料についてではなくて演奏者注記(511)として書くことにより、AACR2の 「どちらかを選択する」という選択自体を回避できる点で大変魅力的です。しかも、AACR2 2004updateの6.5B1で新たに書き加えられた、「よく使われる言葉」を使用してよい、というオプションを上手に利用していますね。このオプションは、LCRI1.5E1ではまだ考慮されていません(1990年8月14日以降改定されていないため)。



 

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