音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 92 June 2006から

4. 国際的音標文字とフィールド041

Q 手元の楽譜には、中国文字とIPA(国際音標文字)でいくつか単語が書いてあります。初めて見ますが、聖歌隊員としては、全ての声楽楽譜にこのIPAを導入してくれたらなぁ、と思います。実際にどう読むかは全然かまわないのですが、041はどのようにコード入力したらよいのでしょう。言語コードリストを見ましたが、一番近いかと思えたのが、「国際補助的言語(人工言語)」でした。(エスペラント語はこのコードが付いていました)。クリンゴンとエルヴィッシュの人工言語(スター・トレックやロード・オブ・ザ・リング)に関しては、コード”art”を使用してきました。IPAは言語ではなくて、もろもろの言語の発音を表現するシステムです。”art”コードを入力すべきか、あるいは何も入れないほうがよいでしょうか。あるいは他の方法がありますか。この楽譜には楽譜に含まれている曲の演奏CDが付いています。演奏は中国語です。041の入力は省略したほうがよいかと思いましたが、BFAS[書誌フォーマット入力基準]をもう一度読んだところ、サブフィールドa(楽譜用)、サブフィールドb(付属CD用)の両方を使っていけないとは書いてありません。今まで考えたこともありませんでしたが。これは合法ですか。入力してみて、有効キーを押してみました(validate)。そうしたら、ソフトが受け付けてくれたので、有効キーはサブフィールドを有効と認めてくれたのだと解釈しました。両方は有効である、でも、これって一緒に使っても有効でしょうか。資料本体の言語と付属資料の言語を単一の041フィールドに混ぜてしまってよいものでしょうか。待て待て。(R)というのは、041はリピータブルですね。となると、041を2個使うべきでしょうか。1個のデータしか見たことがありません。ちなみに、この楽譜とCDのセットは非常な優れた出版物で、西側の歌手にためになるし、民謡はとても面白くて美しいです。

A 単語が資料上にがどのように表記されていようと(中国文字、ピンイン式翻字、ウェード式翻字、IPA)、その言語が中国語であることに変わりはありません。そして言語固定長フィールドと041フィールドが気にしているのは、(MARCフィールドが気にする、という言い方が適当かどうかは別にして)、何語かということだけです。と言う訳で、IPAはどちらのフィールドでも表現されることはありません。しかしながら、是非お勧めしたいのは、IPAの存在について注記(546か、500フィールド。どの注記を作成するかによります)に書き込むことです。今のBFASでは明確にされていませんが、041フィールドが複数使用されるのは、MARCと非MARC言語コードが存在する場合だけです。(このことは、現在進行中の改訂にはこのことをおそらく明文化する予定)。奇妙なことに、同一の041中のサブフィールド$aと$bを使用する可能性については考えたことがありませんでしたが、有効キーが効いて、システムがサブフィールドを自動変更しなかったのであれば、特に深刻な問題はないのだと思います。楽譜を資料本体、CDを付属資料と判断されたのであれば、単純にサブフィールド付属の録音資料については$gを使うこともできます。

訳注 041 サブフィールド$aテキストの言語  $b 要約または抄録の言語






 

ジェイ・ワイツの目録Q&Aに戻る
報告・論文・情報に戻る