音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 92 June 2006から

2. 原寸の複製

Q: ブージー・アンド・ホークスから出版されたラフマニノフの4曲から成る管弦楽曲集(スコア)の目録をとっています。(OCLC コピー #59714499)。全て前に出版されたことがあるようで、タイトルページの裏に各曲のオリジナル出版社と著作権登録年(全て著作権が切れてから長い年月が経っている)が書き出してあります。リプリントだとは書いていないけれど、明らかにそのように見えます。OCLCの目録も同じように考えたようで、500の注記にそう書いてあります。ただ、DtSt[発行年種別]は、r[再販]でなくてs[完結しているまたは単一の…]です。理由が知りたくて、BF&S [書誌フォーマット入力基準]発行年種別rの定義を見たら、こう書いてありました。「以前に出版されたことがある資料に対して、または以前に出版された存在を有する資料に対して用いる」そして「2つ以上の作品から複製された資料に用いる」。どちらも私のケースに当てはまります。続いて「以下の場合はコードrを使わない」の下に2発目の弾丸「原寸の、電子的、またはマイクロフォームの複製物」がありました。これは、原寸の印刷物複製(そして電子的複製物、そしてマイクロフォーム複製物)という意味ですか。違いますか。リプリントのほとんどは、ドーバーからカーマスに至るまで、原寸であるか、あるいは少なくとも原寸のように見えます。そこで質問が2つあります。1)リプリントの注をつけて、DtStはsという事はありえるか。2)どうして原寸の複製はDtStでリプリントとみなさないのか。

A: 2発目の中の、「以下の場合はコードrを使わない」の下に書いてある最初の一節だけ読むと、確かにあまり明快ではありません。しかし2発目全文を読めば、もう少しはっきりするでしょう。

   原寸の、電子的またはマイクロ形態の
   複製(修士・博士論文、以前に出版されているいない
   に関わらず)。DtStと出版年はオリジナルに
   対して。原寸の、電子的またはマイクロ形態の
   複製に関する出版年注記を533 539$a$b$cに
   入力する。

ここで言われているのは、LCRI 1.11Aで取り上げられている複製で、これは533注記(DtStや出版年はオリジナルに対して)で複製と記述されるようなものです。「原寸」の複製の中にはフォトコピー、ファクシミルが含まれますが、今お手元にあるような類の複製ではありません。





 

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