音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 91 December 2005から

 

9. “コンパクトディスク“という注記

Q 500の注記の先頭に、「コンパクト・ディスク”compact disc”」というのを使うようにという正式の指示がどこかにありますか。AACR2に、必要とみなした場合はその注記を先頭にもってくることができる、とあることは知っています。次の質問は、なぜ500の注記に「コンパクト・ディスク」と書いて、さらに「Enhanced CD」という注記を付け加えるのでしょうか。これが当館のやり方なのです。でも、どうしてこのような方法を採用したのかがわかりません。最近、CDが複数枚数の場合は、500の注記に「コンパクト・ディスク(複数形)”compact discs”」を使ってもよいと書いてあるのをワイツさんの文書で読んだような気がしますが、どうでしょう。キーワードサーチでにはどう影響するのでしょうか。

A 私の知る限り、「コンパクト・ディスク」注記を 5xx注記の最初にとか、ましてや500の最初の注記とする、ということが義務付けられたことは決してありません。厳密に言えば、AACR2(6.7B)に概略が書いてある注記の順番でいくと、ご指摘の注記は、形態的記述に関する注記となり、6.7B10となります。録音資料で、伝統的に「最も重要であると判断される注記」とされるのは、出版番号に関するものです。(LCRI6.7B19を参照)。いわゆる”Enhanced”CDについては、ディスクが自称している名称を500注記にそのまま引用する(例えば”Enhanced CD”とする)か、あるいは、略語にせずに”Enhanced compact disc”と記録することをお勧めします。いずれにせよ、重複することになる”Compact disc”注記を追加する必要はありません。マルチCDセットに”compact discs”という複数形をつける事に関する質問は、MOUG Newsletter no. 90 (2005年9月)、p. 11-12に掲載されています。該当するなら、複数形を使うようにと指示しています。個々のローカルシステムの検索システムは、あまりにいろいろあるので、この問題についてはコメントできかねますが、希望的観測を述べれば、今日のシステムは非常に洗練されているから、単数形複数形の両方を探してくるなど「何でもあり」形検索や、録音資料の種別形態を検索、同定、区別するなどの方法も使えるのではないかと思います。








 

ジェイ・ワイツの目録Q&Aに戻る
報告・論文・情報に戻る