音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 91 December 2005から

 

8. 主演奏者を指揮者とする

Q 録音資料の基本記入に関する質問です。一般論として、指揮者を基本記入にすることは正しいかどうか。この質問のきっかけとなったのは、「ハワード・ハンソンが指揮するアメリカの傑作」(Mercury 475 6274)という録音資料です。作曲者は様々ですが、演奏はすべてイーストマン−ロチェスター・オーケストラ、指揮はハワード・ハンソンです。このような場合、演奏者(この場合は、オーケストラ)を主演奏者とするというのは知っています。しかし、今回、指揮者のハワード・ハンソンが資料上でオーケストラよりずっと大きく扱われています。さて、OCLCデータベースを見ると、この録音資料に対して、2つのレコードが存在しています。#60644902と#60629783です。一つはタイトル主記入で、もう一つはハワード・ハンソンが主記入になっています。私は#6044902のレコードを使うつもりです。そちらの方が、完成度が高いし、(それにOCLCに先に登録されているので)。でも、主記入はどちらにすべきか確信がありません。

A AACR2 21.23C及びLCRIがこのケースをとり扱っています。ハンソンをこの録音資料の「主演奏者」として問題ない、と思われます。彼が顕著であることは、タイトルにも名前が入っていることで明らかです。主記入にもってくることも合法と思います。
指揮者を主演奏者、主記入とすることは、完全に適法です。おそらく、迷われたのはLCRI次のくだりのせいではないでしょうか。「団体の一員として演奏している個人は、独立した演奏者とはみなさない。指揮者と伴奏者は指揮や伴奏をしている団体とは別の演奏者として扱う」。これが言おうとしているのは、主演奏者を確定する場合、指揮者の名前とアンサンブルの名前を別のものとして考えよ、ということであり、どちらかを排除せよ、ということではありません。ちなみに、この2つのレコードは合体しました。







 

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