音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 91 December 2005から

2007年1月9日
 

1. CDに入っているMP3ファイル

Q MP3-CDの目録のとり方についてわからないことがいくつかあります。タグ007は、やはりf(1.4 mps)と記入するのでしょうか。そもそもmpsは何の略ですか。もう1問、タグ300、サブフィールド$aは、245のGMD[一般資料表示]と同じく”sound recording”でよいでしょうか。注記にMP3-CDと書くこと以外に通常のCDと違う点はありますか。いずれかについて――できれば全てについて――お答えいただければ幸いです。

A MP3ファイルを含むコンパクトディスクは、電子的特長を持つ録音資料として目録ととります。と言うことは、音楽または非音楽に応じて、資料タイプは”j”または“”i”、コンピュータファイル006のファイルエレメントは”sound”を表す”h”とします。GMDは”[electronic resource]”にする必要があります。固定長”Form”は、”s”とし、タイトル情報源に関する注記が必要です。007フィールドを2つ作成します。一つは録音資料用(おそらく s $b d $d u $e u $f n $g g $h n $i n $m e $n u)、もう一つがコンピュータファイル用です(おそらく c $b o $d n $e g $f a 残りのサブフィールドはオプションなので、必要に応じて入力してください)。現在のところ、これらのオーディオ・ファイルの目録について厳格な規則はありません。今存在しているのは、最低限について定めたごく流動的な規則だけです。

MP3ファイル-CDの目録をとる場合、AACR2第6章、第9章の両方を参照する必要があります。そこで、300フィールド、形態的記述エリアについて、論理的には選択の余地が生じますが、私としては、第6章に従って1 sound disc : digital ; 4 3/4 in. とするよう、強くお勧めします。「MP3ファイル」であること、その再生に必要な機器情報については、538フィールドを使ってください。

録音資料007のサブフィールド $d(速度)のコードは”f”。伝統的なオーディオCDの速度は毎秒1.4m です。ただしオーディオCDの「速度」という問題自体かなり複雑ではあります。
オーディオ・トラックがレーザー光線により光学的になぞる速度が、CLV(線速度一定)でおよそ毎秒1.4m。なぞる速度を一定に保つためと、CDが円形をしているために、CDの実際の回転数(角速度と呼ばれる)は毎分、外側で200 rpm、内側で500 rpmの間を変化します。現在のMARC21で、コード fはどのように定義されているか。「コードfは、そのディスクの速度が毎秒1.4m であることを示す。これは再生メカニズムがディスク上を毎秒カバーする距離から計算されるものであり、実際の回転数ではない。このコードはコンパクト・ディスク(CD)に用いられる。」私としては、録音資料007$dのコーディングに、u (不明)を使うことをお勧めします。MP3ファイルが再生装置でどのように読まれるか考えつかないからです。

5年前の文献ですが、ペンシルヴァニア州立大学の図書館員ロバート・フリーボーン著「MP3の目録をとる:」に興味深い情報が掲載されています。彼はOLAC(Online Audiovisual Catalogers)の会長も務めたことがあります。 http://wings.buffalo.edu/publications/mcjrnl/v7n2/freebornmp3.html

なお目録規則とMARCフォーマットが2000年以後若干変更になっています。ご注意ください。







 

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