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Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 89 June 2005から



11. スーパーオーディオCD


Q ジェラール・グリゼ(Gerard Grisey)のLe noir de l’Etoile のオリジナル目録を作っているところです。これは「スーパーオーディオCD」で、一見したところ、複数の層になったフォーマットが内蔵されていて、SACDステレオ、SACDサラウンド・サウンド、あるいは通常の(おそらくステレオ)CDオーディオのいずれかで――つまり手持ちのCDプレーヤーに合せて――聴けるようになっています。
私の質問は次のとおりです。再生方法の設定が幾通りかある場合、007のコードはzでしょうか。あるいは、それぞれ別の007をたてて、ステレオ用にs、もうひとつをサラウンド・サウンド用にz、とするのでしょうか。前者の場合、300フィールドはどのように書けばよいでしょうか。サラウンド・サウンド(スピーカーを5つか、6つ使用)の決まった書き方がわかりません。登録商品名は使うべきではないのかもしれません。
  ... $b digital, stereo.; SACD Surrounded Sound
  ... $b digital, stereo.; 5.1 Surrounded Sound
それとも、コードは通常のCDと同じにして、500注記に説明を付けるようにすべきでしょうか。”Enhanced CD”の目録では、そのように500注記を付けています。スーパーオーディオCDについても、同じようなやり方を始めてもよいものでしょうか。

A  サウンド設定については、フォーマットが理論的にどのような可能性を持っているかではなくて、そのCDに書いてあることに従います。そのCDにステレオとあれば、フィールド300にそのように記し、007のサブフィールド $eは、sと入れます。もし、それ以上のことが書いてある場合は、もう少し詳しく見ていくことになります。「スーパーオーディオCD」とか 「SACD」設定などの指示は、さらに再生に必要な要件があれば追加して、フィールド538に入れておくのが適切でしょう。録音資料レコードで、”Surrounded”の指示をフィールド300で行なうことはありません。CDにステレオとしか指示してなければ、007のサブフィールド $eは、sだけで十分です。CD自体に”Surrounded Sound”とかそれに似た言葉があるならば、007のサブフィールド$eは、zとします。CDに他の再生方法の存在について書いてあれば、007フィールドを2つ作り、それぞれの$eをコードで入力することも可能です。










 

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