音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 89 June 2005から



10. 個々の音楽作品のタイトル副出


Q クラシックアルバムで、700に作曲者/タイトルの副出があるものに対して、740 02 のタイトル・フィールドを使うことについて、つい先日、上司と議論になりました。例えば、700 12 Debussy, Claude, $d 1862-1918. $t Mer と書いて、さらに、740 02 Mer という具合です。私には不必要としか思えません。たぶんこれは一昔前の目録のとり方で、それが未だにたくさん残っているだけではないかと思うのですが。ワイツさんはどう思われますか。

A タイトル副出については、AACR2 21.30J、そのLCRI、MCD[現在はLCRIに統合]に指示されているとおりですが、ご質問についての指示は曖昧です。規則自体で特に論議されているのは、本タイトルと異形タイトルについてだけです。その他の点については、「目録機関のポリシーに合せてこれらの副出記入を作成する」という現行21.30J1に書かれた選択肢ができて以来、かなり自由になりました。MCD21.30J[現LCRI21.30J]では、総合タイトルがない録音資料のタイトル副出を取り上げていますが、その第1パラグラフに、「音楽出版物及び音楽録音資料のタイトル副出記入については、21.30J1(d)の制限規定:<作曲者標目のもとに記入される作品については、そのタイトルがタイトルだけでアクセス・ポイントになるに足りるほど固有でなければ(即ち、Piano music、Symphony no. 3 in F majorなど)副出記入を作らない>を無視して、LCRI21.30Jの指示に従う」とあります。まず、ここで言及されている制限規定は、21.30J1(d)の他の部分と共にすでに削除されていることに注意。となると、これは無視しましょう。かなり長いLCRI21.30Jの中で、740のタイトル副出に関する議論は、ほとんどすべてが総合タイトルのないものに集中しています。しかしながら、その中に次の文章があります。「改めて定義された740のコントロールされない分出的副出記入は、AACR2で独立した作品と呼ばれるものに対して求められる700-730のコントロールされた分出的副出記入(名称/タイトル、またはタイトル)に変わるものではないことに注意する」。こうしたことをすべて考慮した結果、私が思うことは、総合タイトルのある録音資料に含まれる個々の音楽作品で、副出タイトルが認められるのは、固有タイトルに限るということです。しかしながら、これはローカルポリシーの問題でしょう。そして、このようなタイトル副出は必要ない、という質問者の考えに賛同するカタロガーはたくさんいると思います。











 

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