音楽図書館協議会:Music Library Association of Japan


Music Catalog Clinic

Music OCLC Users Group Newsletter No. 89 June 2005から



8. ひとつの音楽作品、それとも抜粋?


Q OCLC #18384839の作業をしています。これはオペラ1曲からの抜粋です。再生時間が、フィールド300と306に入っています。突き詰めて考えれば、これは1つの作品であり、その限りでこれは正しいように感じます。でも、同僚が賛成してくれません。これは抜粋の録音であって、オペラ全曲ではないと言うのです。私たちのどちらが正しいですか?

A MCD[現在ではLCRIに統合]6.5B2に行ってみましょう。一部を引用します。「1作品(付録Dの『音楽作品』(1)で定義されている)を収めた録音物に、物的単位(例えば、複数のディスクなど)の数に関係なく、LCRI6.5B2を適用し、形態的記述エリアの総再生時間を記載する」。「音楽作品」の定義は、用語集からAACR2の本文、規則25.25脚注9に移動しましたが、この脚注に書いてある文は基本的に以前の用語集と同じです。「音楽作品は、次のものを意味します。 (1)全体を通して演奏することが意図された単独の作品、(2)グループとしてのタイトルを持つひと組の作品(必ずしも全体と通して演奏することは意図されていない)、(3)単独の作品番号を持つ作品グループ。」 先のMCDは、特に定義1)について書いてあります。私としては、単一のオペラのハイライト集が、「全体を通して演奏することが意図されている」という判定基準を満たしているとは考えにくいですね。しかしその一方で、オペラ全曲が演奏される際、これら抜粋された部分はすべて演奏されるわけで、その観点から言うと、単一オペラのハイライト集はこの判断基準を満たしていることになる。しかも、引用されたレコードは、LCの目録です。そしてこのようなハイライト集を同様に扱ったLCレコードは、他にも簡単に見つけるができます。(#43431262、#31016159、 #1787387、 #18382582)など。どうだと問われれば、私はそのようにしないけれど、字義通りの解釈でこれが許されるということは、容認せざるを得ないでしょう。










 

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